子育て楽しんでる?
世間の目やら、しつけやら、いろいろと難しいことが多いこのご時世の子育てだけど、どんな理想をもとに子育てしてますか?
自分はあずまきよひこさんの漫画「よつばと!」のとーちゃんが理想です。
「よつばと!」読んだことありますか?
翻訳家であるとーちゃんと5歳の女の子の日常のお話です。
ある日、一軒家に男性とその子供が引っ越してくるところから物語は始まります。
異様に元気で明るい5歳児の女の子よつば(おそらく外国籍?で養子)。
そして飄々としたとーちゃん。
隣の家の3姉妹とその家族、とーちゃんの友達のジャンボとヤンダ。
ちょっとぶっ飛んだ子供と、個性豊かな隣人が織りなす成長物語(なのか?)。
面白さがまったく表現できないなw
自分の文才のなさを呪いたくなる…
14巻発売記念でいくつか無料で読めるので、気になった方は読んでみてね。
そんなよつばのとーちゃんの何がいいのかといえば、
子供との関係性がとてもフラットであること。
うまく言えないのだけど、対等とは少し違くて同じ目線を持ちながらも大人であるからきちんと子供の子とも考えて、叱るときはきちんと叱る。
真剣にダメなものはきちんと伝える。
「よつばとうそ」という回で、遊んでいてお皿を割ってしまったよつばが、とーちゃんに怒られるのがいやでうそをついてごまかそうとする。
話を聞いた後にとーちゃんはよつばを連れてお寺の仁王さんのところへ連れていき、うそつき虫を退治するといって柵の中によつばを入れる罰を与える。
反省したよつばに対してとーちゃんは皿を割ったりするのも別にいいけど、嘘はつかない。ということを教える。
普段は許容範囲も広く、よつばと同じテンションや視点でたのしんでいることが多いとーちゃんが、たまに見せる親としての姿勢や、真剣な思いがとても自分に合っていて、同じような親でありたいと思う。
それと、様々な体験をよつばにさせてあげるとーちゃんも素晴らしい。
自分も出不精とか言ってないで、いろいろ連れ出して、見て触って感じて考えてほしい。
自分の子育てのスタイルは、なんとなくとーちゃんに近いところがあるが、いまいち締めることが出来ていない。
よくヨメさんに、子供に対して甘すぎるとか、要求を聞きすぎることによって悪性強化的な感じになっているといわれてしまう。
確かに、ムスコさんは要求が通らない場合、泣き叫ぶ素振りを見せる。実際には泣いていない泣く振りに近い感じ。
そこまで問題は深刻なのか?
正直よくわからない。
ネット界隈の子育てクラスタを見ていると、そこまでうちの子がひどいとも思えないのが実感だし、要求だって他愛がない。
ムスメさんにおもちゃを取られただの、お風呂入る時間なのにまだテレビが見ていたいだの、子供の普通の反応なのではないか?とも思う。
おもちゃを取られてぎゃーぎゃー叫ぶムスコさんを、静かにしなさい!と叱るのは本当に正しいのか?
単にうるさいから静かにさせたいだけじゃないのか?
おもちゃを取られたのに、たたいたりせず我慢したムスコさんをほめてあげるべきではないのか?
寄り添って、取られたのにたたかず頑張れたね。と共感すべきなのか?
それすら、大人の都合に合わせて子供をコントロールする行為なのではないだろうか?
親としてなのか、人間としてなのか、一本決まった筋がまだ自分にないのかもしれない。
それがあれば、上のような出来事にも自信をもってきちんと対処できるのかもしれない。
とーちゃんが「嘘はだめだ」といったように、これは良い、悪いのきちんとした線引き。
それが自分も欲しい。
多分、子供に対して近しい目線にはなれている気がするし、たいていの事は許容できる。
目指す育児スタイルまであと一歩なんじゃないだろうか?
目指す育児はフラットな関係性。
対等とはまた少し違う、親としての責任をきちんと持ったうえで、同じ目線で日々を楽しめるような子育て。
うん。悪くない。
記事にしたことで、もやもやしていた子育ての方向性が、すこし定まった気がする。
あとは「よつばと!」を読んで復習だ!