朝一でTwitterからオリラジの中田敦彦さんの日経DUALの記事を見て、これはまとめておきたいなと思ったので、出社直後にBlogを書く子育てとーさんです。
子育てをどれだけするか、家事をどれだけするかなんて言うのは二の次で、家庭を複数人で運営するのならば、お互いの気持ちのすり合わせが一番大切だ!
というのが今回のメインです。
自分の経験含めて、オリラジあっちゃんの方針変更の記事を見ていこうと思います。
元の記事はこちら「中田敦彦 方針変更!「良い夫」やめました(日経DUAL)」
「僕は、良い夫であることも、良い夫であろうとすることも、やめました。」
この書き出しから始まるあっちゃんの記事。
この後、いかに自分が良い夫を頑張ったかがつづられます。
ワークライフバランスを整え、芸能の仕事を減らし、家でできる仕事を増やして収入は維持どころか増やした!と。
しかし、それでもなお奥さんはストレスを最大化させていたと。
「もう耐えられない」 「あなたは何も変えてくれなかった」と妻。
中田敦彦 方針変更!「良い夫」やめました | 中田敦彦 HUMANアップデート中 | 日経DUAL
びっくりしました。
実際のところ、僕の働き方が「変わった」のは数字でも明らかだったんですよ? 拘束時間の長いタレント業のほうをかなりシビアに制限していましたし、家にいる時間は間違いなく増えていました。
これ、完全にすれ違ってますね。
「何も変えてくれなかった」この言葉に集約されているんじゃ?
あくまでも想像ですが、あっちゃんは基本自分一人で決めて、がつがつ進んでいっているのではないでしょうか?
奥さんが元々求めていた家族の形は、二人で話し合い協力し、家事に育児に仕事に取り組むことだったのじゃないでしょうか?
あっちゃんに一方的に非があるというのではもちろんないです。
奥さんもきちんと要望を伝えきれていなかったのであるなら、伝え方を変えたりいろいろと考慮すべき点はあります。
ストレスの原因は無理をし過ぎたこと
その後、奥さんの勧めでカウンセリングを受けるわけですが、記事の感じからすると一人で受けたのかなと思われます。
「夫婦でカジュアルにカウンセリングを受けるのは珍しいことではないそう~~」とあるように、この手の問題のカウンセリングを受けるのならば、二人で受ける方がいいんじゃないかと思ったりもします。
そんなこんなでカウンセリングを受けて、自分がいかに無理をしていて、ストレスを溜めてしまっていたのかに気が付いたようです。
カウンセラーに話して初めて、自分も驚くほど不満がたまっていたことが分かりました。そして、色々とアドバイスを受けたなかで、カウンセラーが発したある一言が、強烈に残りました。
中田敦彦 方針変更!「良い夫」やめました | 中田敦彦 HUMANアップデート中 | 日経DUAL
「全部合わせてきたことが、良くなかったですね」
この一言から、妻の一連の言動がふに落ちました。
「相手のためにやってあげていた」多分こんなマインドだったのかなと思います。
いい夫・父であるためにあっちゃんは流行りの家族運営を目指して、仕事をセーブしたり、趣味もやめてすべてを奥さんの好みに合わせていきました。
でも、これは昭和的家族運営を行って叩かれる男性像と何も変わらないのです。
どちらも、奥さんとのコミュニケーション不足から自分一人で考えて行動する独りよがりな家族の形で、奥さんに不満がたまっていきます。
その不満を受け、自分はこんなに頑張っているのに!と男性も不満を溜めていくわけです。
あっちゃんの場合は、さらに自分の理想というわけでもなく、奥さんの理想と思われる家族の形を無理して構築するという、かなりストレスがたまる方法をとってしまった。
そのストレスは奥さんからの不満を相まってかなりのストレスになっていたのではないでしょうか?
その後、記事では奥さんがいかにわがままかみたいな論調で進んでいくのですが、ちょっと奥さんのうわべだけを見ている感じがして切なくなります。
あっちゃんの至った解決策は?
家庭のうまくいかない原因としてあっちゃんは奥さんの「いうことを聞きすぎたから」と結論付けます。
そして、いい夫を一切やめることで解決しようと考えたようです。
自分は良い夫を演じるために頑張ってきた。それを評価せずに、足らないところだけを指摘する奥さんが悪い。というような論調に思われました。
記事の雰囲気だと、今回の決断もあっちゃん一人で決めている雰囲気がします。
「俺についてこい」的な男性が好きな女性であればうまくいくのかもしれませんが、最悪は本当に離婚という可能性も見えてくる感じがしました。
なんか、ただただ残念。
子育てとーさんが思う原因と解決
自分が思うに、原因は聞きすぎたことではなく、きちんと聞かずに自分だけで突っ走てしまったことです。
解決策は、さらに奥さんの気持ちをきちんと聞いて、自分も納得できる家族の形を共通の認識として思い描けるようにすることです。
パートナーの気持ちをきちんと把握することはもちろん大切ですが、自分の気持ちを素直に相手に伝えることも大切です。
無理に社会的ないい夫を演じるのは違います。自分たちだからこその夫像・妻像をうまく描けるようにしたいところ。
もちろん、お互い趣味も大切にします。
家族のために趣味をやめるとかは愚の骨頂だと思ってます。家族のためにも趣味は続けたほうが良い。
もちろん、お金が大量にかかったりする場合、規模を縮小するとか、お金のかからない方向にシフトするとか、趣味を変えるなんてのもありだと思います。
自分も同じだったからこそ気になった
なんでわざわざBlogに書いているかといえば、自分も同じだったんですよね。
昭和的な家族運営に乗り出してしまった点は違いますが。
あっちゃんも自分も、家族の幸せを考えての行動なのです。
でも、その家族は自分の頭の中にいる家族で、目の前にいるパートナーと意見の確認やすり合わせが出来ていませんでした。
でも、外から見ると頑張っているように見えるので、夫側だけの主張を聞くと「奥さんひどいよね」って感じになります。
そうすると、「やっぱり自分は悪くない!こんなに頑張っているのに!なんで妻は分かってくれないんだ!」と不満を募らせ、夫婦間のすれ違いを増していくのです。
「男性とは家族を引っ張っていくもの」みたいな価値観やジェンダーロールにとらわれていると、結構陥りがちなんじゃないかと思って改めてBlogに書いた次第です。
あと、外の仕事を減らして、家でできる仕事を増やした的なことを言っていますが、これって実際仕事減らしてないから!家にいる物理的な時間は増えても、家で仕事してたら外でやっているのと変わらないし、下手すると家で仕事される方が周りとしては気を使ったりして迷惑だったりもします。
家で仕事しながら子供の相手なんて、やってみればわかるけど無理だから。
(子供の年齢によりますよ!)
一時的な収入減を受け入れるというのも、一つの方法だと思っています。
この辺はまさに家族次第なので、一人で決めることではないですけどね。
家族の形は千差万別
家族の形はその家庭ごとに千差万別です。
でも、根本として他人である人間が家族というコミュニティーを構築するにあたって、方向性の確認は欠かせない作業なんです。
その家族の形はライフステージとともにさらにさまざまに形態を変えていくものなんだと思います。
子供がいるなら、彼らの自我の芽生えや成長によって、話し合いに加えていかなければならないだろうし、巣立っていくことも前提に考えなければならない。
でも、その都度の形をきちんと共有出来ているのであれば、夫が残業続きでかえって来ないことも納得できるのかもしれないし、夫が主夫になり、奥さんが外で稼ぐこともありなんだと思う。
多様で千差万別な家族の形は、お互いの認識のすり合わせと納得の上で成り立つものだと思います。
あっちゃんには今一度奥さんとよく話し合ってほしいなと、全く知らないのに思ってしまいます。
もちろん、記事を読んだ個人の感想なので、実際はきちんと話し合いもする合わせもできたうえなのかもしれません。